The Magnificent Seven (1960) / 荒野の七人

『荒野の七人』(こうやのしちにん、原題: The Magnificent Seven)は、1960年のアメリカ合衆国の映画。
黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954年)の舞台を西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画である。後に第二作『続・荒野の七人』(1966年)、第三作『新・荒野の七人 馬上の決闘』、第四作『荒野の七人・真昼の決闘』(1972年)などの続編が制作された。

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The Magnificent Seven (1960) / 荒野の七人のあらすじ

国境を越えたメキシコの寒村イズトラカンは、毎年刈り入れの時期にカルベラ率いる盗賊に作物を奪われ苦しんでいた。そして今年は作物ばかりか1人の村人が殺された。自分たちは耐えられても子どもたちにこの苦しみを与え続けるわけにはいかない。ミゲルは長老に相談し、盗賊と戦う銃を買うために金を出し合って、国境を越えてテキサスに向かった。

メキシコに近いテキサスの辺境の町では、行き倒れた先住民の死体を誰も葬らないので、見かねた行商人たちが葬式をしてやろうとしていたところだった。しかし町では先住民の埋葬が禁じられており、周囲は敵意むき出しの荒くれ者ばかりで、誰も霊柩車の御者を引き受けない。だが1人のガンマン・クリス(ユル・ブリンナー)が御者として名乗り出て、それを見たもう1人のガンマン・ヴィン(スティーヴ・マックィーン)が助っ人を買って出た。2人に共感するガンマン達からライフル銃と霊柩車の弁償代を借りた彼らは、通りの窓や屋根からの狙撃者にすばやい銃さばきで弾を撃ちこみながら霊柩車で街を進み、墓地まで死体を運ぶ。そこで数名の住人たちに銃を突きつけられるも、2人はこれを難なく退けて先住民を埋葬し、町は歓声に包まれる。
ミゲルたちは緊迫した状況なのに冷静に対処する2人の男を見て、その勇気にかけて「銃の買い方と撃ち方を教えてくれ」と懇願する。クリスは「銃を買うよりガンマンを雇った方が良い」と言って助っ人を引き受け、彼の人柄に惹かれたヴィンも協力を申し出る。だが1人2人のガンマンでは勝ち目がない。せめて7人のガンマンが必要だった。
村の全財産を持ってきたと言っても、1人わずか20ドルしか報酬はない。2人は町を探し回り、儲け話に目がない旧友ハリー、歴戦の強者である怪力のベルナルド、投げナイフの名人ブリット(ジェームズ・コバーン)、凄腕の賞金稼ぎだが今は追われる身のリー、勝手についてきたガンマン志望の若者チコを仲間に加える。
20ドルの報酬で雇われた7人の凄腕ガンマン達は、村人たちとの交流を経て、カルベラ一味を迎え撃つ。予想外の戦力に対してカルベラたちは混乱し、村を襲うも7人のガンマンによって撃退される。一時は勝利したことで村人達が安堵し、楽観した雰囲気が広がる中、チコは村娘ペトラと惹かれあう。
しかし数度の小競り合いで引き上げるかに見えたカルデラ達が、是が非でも村から食料を奪わねばならないほど追い詰められている事が明らかになる。皆殺しを恐れた村長ヒラリオはカルデラへ降伏しての談合を決意し、ガンマンたちを裏切ってカルベラ一味を村に引き入れてしまう。
カルベラによって一時は村から追い払われた7人であったが、村人たちの苦渋の決断とカルベラ達から受けた侮辱に対し、村から盗賊を追い払うため壮絶な戦いに挑む。
決戦の後、生き延びたガンマン達に長老は「農民が勝った。農民は大地と共に永遠に生きていける。あなた達は大地の上を吹きすぎていく風だ。イナゴを吹き飛ばし、去っていく」と声をかける。クリスたちと旅立とうとしたチコだったがペトラのもとに駆けていき、農民として生きる事を決意する。仲睦まじく農作業をする彼らの姿に、クリスは長老の言った通り「勝ったのは俺たちではない。農民たちだ」と笑って、ヴィンと共に荒野へと去っていった。

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